2100年の生活学 by JUN IWASAKI

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2026.2.12

 ぼくは、何かをするためにわざわざ買い揃えるようなことが好きではない。料理以外は。そこにあるものでなんとかするとか、そこにあるものを愛でるという態度こそが、質の担保である。写真も同様だ、作り込まない、ものを動かさない、セットしない。それが環境の担保なのである。それゆえに、ぼくのInstagramのアカウント名は、To Make it Homeなのであるが、そんなこそさえをも失念してしまうほどに今の環境は劣悪である。

2026.2.11

 お金の心配なんてみんなあるのだろう。生の充足感を得るためにぼくたちは生を保つ。

2026.2.10

李禹煥のインタビューを読んでいると、見えるものと見えないものについて話していて、自分が言語化出来ていない部分を手助けしてくれたような気がした。何を話していたかはここでは書くことを避けるが、ふとぼく自身について考えたときには、「見えてはいるけれども、見えていないものについて」の作品を作っていて、そして「見せる機会を作っているのに、見に来てくれた方々には簡単に見せない」というような入れ子式の作品を作っているのだなと思った。今seikatsuで展示しているI MURI IN ITALIAのシリーズもまさにその入れ子式である。見えている壁と壁にある見えていないもの、鑑賞者に見せるためにギャラリーというスペースで展示をしているのに、鑑賞者は来たとしても壁だけしか見ることができない。

2026.2.9

今日、お好み焼きを作った。先月、今中とアントワープのAxel Veervortに行った際に、実際に足を運ぶことにどんな価値があるかと考え、ここに書いたが、今日お好み焼きを作りながらふと、風月に行った経験が簡単にお好み焼きを作ることを手助けしてくれているのだから、やはり知ってることよりも実際に行くこと、今日の場合であれば見たことがあることで形状とか、混ぜ込み方とか、混ぜるリズムとかを身体が自然と覚えていて、そんなことはインターネットでレシピを見ることと比べ物にならないほど格段と価値がある。

2026.2.8

ルーティンとしての日記を書く行為は、自分と社会の接点を保っていたのだが、それが今静かに、しかし音を立てて、実際的に崩れ落ちている。
その代わりであるかのように立ち上がってきたのは、毎日の映画鑑賞や週末のフットボール観戦であるが、それは直接的な形では社会との接点を持たず、不思議なまでにその辺をウロウロとしているだけなのである。

2026.2.7

昨日の歌詞と、数日前に書いた扉や街路の話はとても似ていると思う。そういう意味もあって歌詞をそのまま掲載した。

2026.2.6

懐かしいが、The brilliant Green川瀬智子さんの誕生日らしい。というのも、先月末ひたすらに学生時代を懐かしむように彼女の曲を聴いていたので、アルゴリズムは賢くも、ぼくに彼女の誕生日を知らせてくれた。『There Will Be Love There』という有名な曲があるが、素晴らしい歌詞だと思うので、ここに書き残そうと思う。昔は考えるようなことのなかったことも、歳を重ねれば懐旧の日々の中である種のノスタルジーを抱くこともある。きっと先月今中が遊びに来て、その時にぼくの中学と高校時代にほとんど毎日一緒に登校していたがっちゃんという友人の話をしたからだろうと思う。ぼくたちが10代の頃は、勉強もしないで大学に行けるような学生たちにとって好きとか嫌いとかでもなく、無理に避けなければ嫌でもエンタメとJ-popの時代であった。


大きな曲がり角を曲がったなら走り出そう
とまどうことはもうやめて
その先に何があるのかは分からないけど そう
強くあるために
"楽しみに待つ"とゆうこと
待つ時の楽しさも今では空っぽで 不安で一杯になる
悩みはいつも絶えなくて不満を言えばきりがない
全てに立ち向かう強さを下さい I believe
Love that's waiting for me
Love that's waiting for you
そこから流れて行けるような世界を見つけたい
There will be love there
There will be love there
いつかは誰かのために生きていたい
ここにあるヒミツに罪悪感を背負って生きていた
視界の外を見渡せば
まるで手すりさえもない真っ暗な闇の中にある階段を
あてもなく降りていた
"未来へつながる運命"を信じる
幸福な偶然にめぐり逢うと 自分に言い聞かせて
嘘つきの糸を切ってそして
真実と向き合う勇気があるって信じたい yeah, I believe
Love that's waiting for me
Love that's waiting for you
永久不変の優しさに包まれていたい
There will be love there
There will be love there
愛する一人のために生きてゆきたい
あらゆる時代この世の中から
青空の彼方 星空の彼方
迷いも閃きも未知のもの めぐりめぐる奇蹟
So, love that's waiting for me
Love that's waiting for you
そこから流れて行けるような世界を見つけたい
There will be love there
There will be love there
輝く唯一の光を探して走り出そう
そしてその場所で愛する一人のために生きてゆきたい
信じている there will be love there