VOICE by JUN IWASAKI

Translation

2022.3.19

33歳になった。朝からスガアートへいき、展示のフレーム準備。
33歳は、飛躍の年にしよう。1日の最後に聖子ちゃんと言い合いになったけれど、お互いにもっと感謝しないといけない。ぼくも聖子ちゃんといるための努力をする、それが人と一緒にいる礼儀なんだろう。そうやって人と一緒にいることで新しい世界を見ることが出来るし、自分自身を律したり変化させたりすることができるのだ。
夜中3時くらいまでイライラして寝られず足の毛を全て剃り落としていたが、考えているうちにこうやって二人で生活できていることを感謝しなければいけないし、そんなことが普通じゃないということを理解しないといけない。長くいるとお互いに慣れているし、嫌なことに対してすぐ嫌と言えてしまうだけに、その包まれていない声はシャープすぎて驚くほどの傷をつけることがある。
六本木のHonmura anでランチ。

2022.3.17

 またプリントチェックにAfloに来たので、近くのスターバックスでソイチャイを飲む。ついにプリントのピックアップ。

2022.3.16

朝から便を採取し、大和内科クリニックへ届ける。自分の便をとならければいけないと思うと出ないもんで、昨日は大変困った。結局、必ずしないといけないという思考が身体に妙な力が入ってしまい、それは身体をこわばらせ、呼吸を変え、血の流れを変え、思考さえも変えてしまう。悪循環は、そのしなければいけないという自分自身が自分に貸せた暗示のようなものが発端になっている。だから、じゃあその暗示を解いて、別に出ないならそれはそれで仕方ないと少しでも思うようにすればすんなりと出るのかもしれない。とにかく、昨日は人生初の検便ということもあり、緊張と焦りのせいで便はうさぎほどしか出なかった。
話は変わり、昔京都二条城近くにsolという場所があり、そこの店主森田大剛さんのお茶会のようなものに参加した。そこに同席されていた学生時代からお世話になっている河井寛次郎記念館の鷺さんに「梶古美術の梶さんもお知り合い?」というようなことを尋ねられ、知りません的なことを話したことがある。ちょうど結婚の内祝いとか引き出物とか、身体の不調とかで和のものに傾倒しているところだったからか、なんでかわからないのだけれど、ふとそれを思い出す。梶古美術さんについて妙に気になり、調べると祇園にある古美術店で、8代も続いているのだそう。サクッと買えるようなもんではないなと思いながら、だけれど久しぶりにぐいぐいと引き込まれるような感覚があり、毅然さや教養とか洒落を感じるようであった。それは、ウェブで調べて出てきたことからそう感じたわけではなく、それがきっかけとなり自分の中に眠っていたその感覚を思い出したというほうが違い、だって実際にものはみてないのだから。

なんやらかんやらしていると、中学の同級生のお父さん古美術商やっけみたいなことを誰かが言っていたのを思い出して、「あーなるほど」となる。すごい単純だけれど、顔が似てる。
で、その同級生は何してるのやろと思い、facebookを見ると、自分で会社を立ち上げて「ガイアの夜明け」に出ているのだそう。別にめっちゃ仲良かったわけではないので、今更連絡するのもあれやなと思い、思いとどまるが、いつか話ができるとおもろいやろうなと思う。大学の頃に異常に興味を持っていた世界がまだもちろん存在し、自分中心で考えるのは野暮やなと思うけれど、むしろ古美術の方が自分より長い年月いろんな人からああやこうや言われて淘汰されてきている。向こうからするとあんたまだいはったんですか?という感じやろうけれど、ぼくからすると自分が好きだったものが遠く離れて自分の世界に存在しなくなったとしてもそれは同じ時間の流れで進んでいたのだ。

勅使河原宏『利休』の中にも楽焼がたくさん出てくるが、梶古美術さんやこの映画を見ていると、昔の人ってなんでこうも洒落を楽しむことができたんやろうと不思議な気持ちになる。ぼくだって本来、そういう人間やったはずなのに、気付けばなんかようわからない感覚の中を彷徨っている。自分のすることが「自分のじゃない」という感覚が常に付き纏っていることがぼくが最近すごく感じ悩んでいることやったので、洒落を楽しむそれは、自分が本来持っている感覚を思い出させるような気がした。スッキリする。「そうやねんな!」と自分の感覚と合致し、腑に落ちる感覚とでも言えばいいのか。この感覚ほんまに最近全く感じてなかった。

Afloでプリントの最終色校正。白井さんが素晴らしい仕上げをしてくれた。作品は自分だけで作れるものではなく、人の力が必要だ。自分でプリントするのもいいけれど、人にある程度任せる、ということをしていくことで自分はもっと自分がするべきことに注力出来るのかもしれない。ぼくは、ストーリーを炙り出すような、無意識を意識的に受け入れるようなそんなことを作品を通じてできないかと思う。それは作家がやることでもある。

天気がいいので、外の席のあるところでお茶をしたいと思うが、なかなか思いつかず、Alfoの向かいにあるスターバックスでオーツチャイを飲む。

夜、聖子ちゃんとStellaの散歩へ。散歩しながらの会話が一番心をスッキリさせる。

2022.3.15

結婚式の披露宴のお花のイメージを作っているので、生花をリサーチしている。
夜は、勅使河原宏『利休』を鑑賞。

2022.3.14

朝から洗濯物を回し、Stellaの散歩へいき、その後家の近くの内科へ行く。お腹の調子が2ヶ月くらい悪いので、もういい加減検査が必要だと思い、検査。先生がとても良い印象のある方で、話を遮らずにきちんと聞いてくれるし、安心するような話口調で、提案するように話してくれる。無駄に薬を出すということもなく、人を見てくれているのかなという印象を受ける。
内科は、本当に当たり外れが多いというか、それほど気にしない人からするとどうでもいいのだろうが、人柄がいい人にしか見てもらいたくないと思ってしまうぼくは、とにかく内科との相性が良くない。薬を処方しておしまいというような印象の先生が多すぎるように感じる。まだ、ここも初めてなので、信頼できるか、自分の身体をある程度委ねられるか、ということが内科だと心配になるが、それをもさせないような、安心感を与えるような印象を持った先生だった。
奥沢だったので、ONIBUS COFFEEでコーヒー豆を買う。すると、一杯サービスしているらしいので、ソイラテを注文。本当はコーヒーなんて飲む気ではなかったのだが、なんか検査して気分も少し良かったし、お腹もなんだか安定している気がしているので、注文する。今日はめちゃくちゃ暑いことをすっかり忘れており、ソイラテアイスに変更。日差しに当たっていると驚くほど暑かった。デニムにフーディを着ているだけだったのだけれど、夏のような気温。
その後、ホワイトデーのお返しにAU BON VIEUX TEMPSでガトーヴァンテアンを買う。いつもサロンでサービスしている中野さんが対応してくれた。このケーキは、シェフのスペシャリテでめちゃくちゃ美味しいと。彼自身もすごく好きなケーキの一つだと言っていた。ガトーピレネーについても少し聞いて、帰路へ。帰り道、自転車を漕いでいると車にぶつかられケーキがぶっ飛ぶ。ぼくのホワイトデーのケーキが、、、と思っていると、車の人が謝りに来た。身体自体は問題ないのであるが、ケーキだけとにかく転がり飛んでしまった。仕方ないので、AU BON VIEUX TEMPSに戻り中野さんに、中をチェックしてほしいと伝えると案の定形は崩れていた。
すると、新しいものを半額でいかがですか?2つ持って帰ってくださいと提案を受ける。喜んでいると、でも2食べられないので、一つ皆さんで食べてくださいと言っていると、中野さんが「私がちょうど今日買って帰ろうと思っていたので、買いますので新しいもの持って帰ってください」と。なんてことだ。いい人というのを超えてしまっているような気がする。「いつもよく来てくださっているので」
と言われたが、そんなことで無料でケーキを交換してくれるのか。なんだか人の優しさに触れる。
家に帰り、温かいおろしうどんを食べ、銀座へ。展示用のプリント最終チェックのためAfloアトリエへいく。白井さんがいい感じに仕上げてくださった。きちんと色の調子を伝えるとこうやっていい仕上がりになるんだ。安心と自分ではやっていないのになんだか自信が出た。雰囲気でしか伝えていないものを汲み取ってもらい作り上げてくださる、感謝しかない。
その後、外苑前から原宿に歩き、アーユルチェアのショウルームへ。

2022.3.12

聖子ちゃんとまた揉めるが、聖子ちゃんにも心境の変化があり、優しくされる。最近、人の優しさというものに触れる機会がなかったので、妙に感情的になってしまった。
夜は、鯖の塩焼きに大根おろし、味噌汁とご飯を食べる。杓子菜の味噌汁がとてもおいしい。杓子菜、今まで茹でて食べていたのだけれど、味噌汁が一番美味しい気がする。味噌との相性が抜群だ。

2022.3.11

5時半に起床し、6時に家を出て会社のファミリーセールへ。10時ごろ帰宅。朝から汗だくになった。今日は、朝がすごく早かったので、昼寝する。その後、16時スガアートへいく。菅原さんにフレームをたくさん注文できるのはすごく嬉しいし、自分の作品が全て額装されると思うと興奮する。自分の作品だけがそのスペースを埋めて世界を作るのかと思うと、不思議な気持ちになるがとても嬉しい。
その後、自由が丘へいき、首のリハビリ。やっぱり放置すると悪化するのは日々の姿勢だとか、行動とかを根本的に変えなければいけないということなのだろう。それには時間も忍耐も必要だということだし、時間をかけて意識していかないといけない。自分自身でできることでもあるのだろうけれど、トレーナーや先生にゆっくりじっくり見てもらう必要があるかもしれない。
また、下痢に逆戻りした感じがあるので、月曜日に消化器の病院へ行くことにする。夜、サッカーを観戦。最近、聖子ちゃんとリズムが合わずお互いの認識違いが多く、言い合いになることが多い。
今日で、東日本大震災から11年が経った。毎年この日は必ず感傷的な気持ちになる。空を見上げてしまう。