2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2024.9.26

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2024.9.26

6時半起床、デン・ハーグを離れパリへ向かうカナさんを見送る。トラムに乗り込んだカナさん の後ろ姿には、何かを寂しさなどは存在せず、きっとすぐ会うのだろうという気がした。
家に帰り、トイレに座りながら、ふと思った。と書いたところで突然頭の中から書きたかったことがするすると抜け出した。ぼくは何を書きたかったのだろうか、ぼくはトイレで何を思ったのだろうか。それすらをもぼくはここに書き記さないと二度と思い出すことはないだろう。こうやって文章を書いているうちに書こうと思っていたことがある場所からどんどんと離れていくような感覚がある。それを追いかけるためにどんどんと文字を打ち込んでいくが、それでもそのスピードを上回るスピードでどんどんと離れていくその言葉は、結局なんだったのかわからない。