『十九歳の地図』鑑賞。中上健次の短編小説を原作にした、柳町光男監督作品。初期ゴダールっぽいなと思いながら見ていたらやっぱり柳町監督はゴダールが好きらしい。制作する上では、どうしても好きなものからは逃れられない。それが、たとえ生きる時代に合わなくても、社会的な批判を受けたとしても、価値を見出されないとしても、どんなものであれ好きなものからは逃れられないのだ。
何より、新聞配達している夢も希望もなく鬱積する浪人生の苦悩も、また、今のぼく自身は、蟹江敬三演じる卑小で無様な中年男の哀しみさえをも包括しているなと思ったらとても切なくなった。
何より、新聞配達している夢も希望もなく鬱積する浪人生の苦悩も、また、今のぼく自身は、蟹江敬三演じる卑小で無様な中年男の哀しみさえをも包括しているなと思ったらとても切なくなった。