4月15日は、結婚式をした日なので、記念日ということでお互いに意識するし、おばあちゃんはいつでも結婚記念日として祝ってくれる。しかし、ぼくはだいたいいつも記念日に喧嘩をする。
朝、集中したいからこの部屋(スタジオ)から出て行ってくれと突然言われた。仕方なくリビングで作業をする。大体においてぶっきらぼうな彼女は、そんな言い方をするので、ぼくは慣れているのだが、それでも今日はなんとなく言い方が乱暴だったし、太陽の燦々と降り注ぐ部屋はぼくだって好んで作業をする部屋だ。ぼくは彼女を養っているわけではないが、別にここに居候しているわけではない。何かを独占するようなことはしないし、汚れていたら自分のことのように掃除もする。仕方ないなと思いながらも、家にいる気もしないので、家を出て海へ行った。何時に帰るかとメッセージが来た。ぼくはすでにそのへんまで帰ってきていたので「あと5分」と返事をした。そして、帰ると彼女は何もなかったかのように話をしだす。それが彼女の振る舞いであるが、ぼくはその言動に振り回されている。ぼくは、不貞腐れて小津安二郎『東京の女』を鑑賞。
朝、集中したいからこの部屋(スタジオ)から出て行ってくれと突然言われた。仕方なくリビングで作業をする。大体においてぶっきらぼうな彼女は、そんな言い方をするので、ぼくは慣れているのだが、それでも今日はなんとなく言い方が乱暴だったし、太陽の燦々と降り注ぐ部屋はぼくだって好んで作業をする部屋だ。ぼくは彼女を養っているわけではないが、別にここに居候しているわけではない。何かを独占するようなことはしないし、汚れていたら自分のことのように掃除もする。仕方ないなと思いながらも、家にいる気もしないので、家を出て海へ行った。何時に帰るかとメッセージが来た。ぼくはすでにそのへんまで帰ってきていたので「あと5分」と返事をした。そして、帰ると彼女は何もなかったかのように話をしだす。それが彼女の振る舞いであるが、ぼくはその言動に振り回されている。ぼくは、不貞腐れて小津安二郎『東京の女』を鑑賞。
実際には彼女は、何も悪いことをしたと思っているわけではなく、自分自身がやらなければいけないことがあり、集中したいからその部屋を閉じ込めたかっただけであり、ぼくを追い出そうとはしていないのだろうか。10数年も一緒に住んでいるがいまだに理解出来ずに心をすり減らしながら過ごしている。そんなことを映画を見終わって後に考えていたら寝てしまっていて、ディナーに食べようと話していたポークベリーを作ってくれていた。ポークベリーをダイニングテーブルに挟み、言葉少なめに食べながら、実際のところ、上の考察のように、彼女は悪気もなく行動していて、ただのぶっきらぼうが癪に触ったぼくが彼女には理解されないように自分勝手に怒っているという認識であったのではないかと考え、申し訳ないなと思った。しかし、なかなか声が出ない。夜、ステラの散歩に行き、声が出ないなら何かものの力を借りてお互いの気分を戻すきっかけにでも、とPietでアイスクリームの大きなタブ買って帰った。家に帰って「How many scoop would you like?」とから元気でアイスクリーム屋の店員のように彼女に声をかけてみたが、「もう歯磨きしたから」とありがとうも謝りもなく言われた。10年以上経ってもたとえ結婚したからと言っても彼女の気分はこれからもずっとよくわからないなと思った。関西の食事の席でよく見かける「ほなそれしよか」というノリの良さを心に抱いているという話を日々お互いにしているのにも関わらず、なかなかデリケートな感情の揺れ動きがあった1日の終わりにそういう態度を取るのは、家庭というかこの二人の小さな社会ないし、俯瞰した大きな社会においてもよくない行動だと思った。アイスクリームは、一口だけ食べて寝た。