時々、血がドロドロと身体を下から上に流れるのを感じることがある。それは、実際にそんなことではないのだろうが、何かが背後を通ったような、奇妙な感覚。筋トレをほんの少し、たったの一日数十分しただけですでに筋肉痛である。特に胸は腕立て伏せを20回しただけである。今日も、筋トレをした。何かできることを、興味のなかったものを。もう30代も後半に差し掛かっている。心から健康でありたいし、心の満ち足りた印象が憑依したような身体を持ちたいと10代の頃からずっと思っている。裸でいい、裸で人間性が見える存在でありたい。
昼下がり、北野武『アキレスと亀』鑑賞。中年になっても売れない芸術家の話で、自分自身や登場する夫婦の姿がぼくと聖子ちゃんの生活を見ているようで、かなり怖くなってしまった。ぼく自身が劇中の北野武のようなことはしていないと鑑賞者のぼく自身は思ったとしても、現実世界では、鑑賞者であるぼく自身は、他人にはあんな風にみえているのだろうなと思うとそれだけで漠然とした恐怖が襲う。そうありたくないと思っていても、そういう状態にいるのだろう。映画のテーマとか、狙いとはまた違ったところで大きく不安を感じることになった。
夕方、アヤさんがお茶しに家に訪ねてくれた。友達がいないぼくにとっては、自宅に社会性が介入するほとんど唯一と言ってもいい存在。
昼下がり、北野武『アキレスと亀』鑑賞。中年になっても売れない芸術家の話で、自分自身や登場する夫婦の姿がぼくと聖子ちゃんの生活を見ているようで、かなり怖くなってしまった。ぼく自身が劇中の北野武のようなことはしていないと鑑賞者のぼく自身は思ったとしても、現実世界では、鑑賞者であるぼく自身は、他人にはあんな風にみえているのだろうなと思うとそれだけで漠然とした恐怖が襲う。そうありたくないと思っていても、そういう状態にいるのだろう。映画のテーマとか、狙いとはまた違ったところで大きく不安を感じることになった。
夕方、アヤさんがお茶しに家に訪ねてくれた。友達がいないぼくにとっては、自宅に社会性が介入するほとんど唯一と言ってもいい存在。