いくつか締切があり、26時頃まで作業が終わらず。パソコンに夢中になっていると時々自分の肩が頭のてっぺんよりも上にあるような感覚を覚えるほどに肩が上がっていることがある。他にも、文章を必死で書いていると、時々、椅子がどんどんと下に落ちていき、手だけがキーボードを叩き続け、どんどんと上半身が伸びていくように感じることもある。あくまで感覚的なので、決してそうなっているわけではないと願いたいが、人間の感覚というのはとても奇妙だなと思う。特にキーボードでこの文章を書いているときには身体と感覚のズレを感じる。文字は、左から右に動き続け、手は自動的にある文字を打ち、思考は巡り、脳は伝達する。考えて打っているわけでも、キーボードを見ているわけでも、多分きちんと文章を目では追っているが、それでも頭の中にある何かを引っ張り出すことに夢中になっている。目から入ってきた文章がまた思考を即し、思考が巡り、脳が伝達し、指はキーボードを叩く。