2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2025.7.19

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2025.7.19

 「明日は明日、今日の出来事はみんな忘れる」ということを人間社会の前提とした行動をする人もいれば、「明日は明日、今日の出来事はみんな忘れる」とわかりつつもそれでもなお自分なりに目の前のものに正直に向き合う人もいる。
前者は、人間は過去を忘れなければ生きていけないという生き物であるということに甘え、忘れることや時間が前にしか進まないことを基本としている。後者は、人は実際的には忘れるかもしれないが、その時に感じた気持ちや感じた印象などは心に残ると思っている。
ぼくも前者のような考えができればどれだけ人生を楽に生きられるだろうかと考えることがあるが、ぼくは結局感情や印象などに囚われすぎている人間である。