天気の良い昼下がり、アイスでも食べに行こうかと思ったが、なんとなく一人で行くのもなんだし、それだったら家でアフォガードでも作ろうかと思った。
Eko Plazaでアイスとスパークリングウォーターと、インゲン豆、ミルク、トイレットペーパーを買って帰る。帰り道、近くのパン屋で働くララとばったり会い立ち話。随分長くそのパン屋にも行っていなかったし、久しく彼女には会っていなかった。彼女も大学院で忙しく最近はそのパン屋でもそれほど働いてもいなかったのだという。ぼくがそのパン屋に行かなくなった理由は色々あるけれど、簡単にいうとソフトにボイコットしている。嫌なことが重なり抵抗しているのだが、そんなぼくの気持ちを知ることもなく、ましてや彼女はぼくがあまり来ていないことは、お互いのタイミングが合っていないだけかと思っているようだった。世の中はきっとそんな風になっている。一方が、たとえひどく憎んでいたとしても、もう一方はそんなことさえ気付かずに時間が過ぎ去る。客というのはいつもわがままだし、大体において突然いなくなる。生活が変わると、行きたくても行けないということもある。だから、来なくなる客のことをいちいちああだこうだということを深く考えることもない。そんな話をしていたわけではないが、お互いの近況報告と、新しい本のブックローンチの話だとか、どのくらいだったのだろうか、暖かな風が吹き抜ける小さな街では時に時間に急かされることもなくただただ話し込むことができる。履いていたショーツの足に水滴が落ちた、アイスが溶け始めていた。
家に帰り、読んでいる途中で聖子ちゃんに取られて、そのまま読むのをやめてしまっていたHugh Corcoran『Two Dozen Eggs』を読む。終わりが来るのかすらわからないほどに長い夕方に甘えたかのように、夕飯も食べずに、家の中で夕陽の当たる場所を移動しながら読んでいた。室内で陽を求めて動くぼくは、ステラのようだった。今日の日の入りは22時2分。
Eko Plazaでアイスとスパークリングウォーターと、インゲン豆、ミルク、トイレットペーパーを買って帰る。帰り道、近くのパン屋で働くララとばったり会い立ち話。随分長くそのパン屋にも行っていなかったし、久しく彼女には会っていなかった。彼女も大学院で忙しく最近はそのパン屋でもそれほど働いてもいなかったのだという。ぼくがそのパン屋に行かなくなった理由は色々あるけれど、簡単にいうとソフトにボイコットしている。嫌なことが重なり抵抗しているのだが、そんなぼくの気持ちを知ることもなく、ましてや彼女はぼくがあまり来ていないことは、お互いのタイミングが合っていないだけかと思っているようだった。世の中はきっとそんな風になっている。一方が、たとえひどく憎んでいたとしても、もう一方はそんなことさえ気付かずに時間が過ぎ去る。客というのはいつもわがままだし、大体において突然いなくなる。生活が変わると、行きたくても行けないということもある。だから、来なくなる客のことをいちいちああだこうだということを深く考えることもない。そんな話をしていたわけではないが、お互いの近況報告と、新しい本のブックローンチの話だとか、どのくらいだったのだろうか、暖かな風が吹き抜ける小さな街では時に時間に急かされることもなくただただ話し込むことができる。履いていたショーツの足に水滴が落ちた、アイスが溶け始めていた。
家に帰り、読んでいる途中で聖子ちゃんに取られて、そのまま読むのをやめてしまっていたHugh Corcoran『Two Dozen Eggs』を読む。終わりが来るのかすらわからないほどに長い夕方に甘えたかのように、夕飯も食べずに、家の中で夕陽の当たる場所を移動しながら読んでいた。室内で陽を求めて動くぼくは、ステラのようだった。今日の日の入りは22時2分。