2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2024.12.28

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2024.12.28

朝食を食べて、ちゃっぴとステラの散歩に一緒に行き、ステラを走らせに、カナル沿いへ行く。久しぶりの太陽の陽射しにステラも嬉しそうであるが、ニューイヤーに向けて毎日予行練習が行われる花火のせいなのだろうか、少し元気がないように感じる。どうも怯えている。昼食にリゾットとゆで卵を食べて、14時前まで家で過ごし、青い冬空の元、ちゃっぴと自転車でVoorlindenへ向かう。Michael Boremans、Nick Cave、Paul Kooikerの展示を観る。結局17時の閉館まで滞在していた。帰り道、暗がりの中を自転車で森を通り抜けていると、空気だけではなく、木々やその風景を司るものたちも太陽のないせいで冷え切っているのか、日本や他の国に比べると、陽が沈んでから寒さを感じるまでのスピードが早い気がした。日の入りが早いだけではなく、日中の日照時間も世界の時間に大きな影響を与えているのだろう。一日中、ちゃっぴとああでもないこうでもないと話し続けていると、不思議と、学生の頃に戻ったような気になった。みんなが24時前にベッドルームに行ったので、一人部屋の片付けをしてソファで、25時前ごろまでレーモンクノー『文体練習』を読み、就寝。今日は宴ではなかったが、宴のあと、人々が離散した後に、一人で自分の時間を過ごすのがぼくはとても好きだ。それが制作でも読書でも、もの思いに耽るでも。
年末が近づくにつれ、一段と寒くなった印象を受けている。