2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2024.9.9

Translate

2024.9.9

 天気予報を見ると、最後の晴れの日となりそうだったので、昨日行ったビーチへ再び写真を撮りに行く。今日からポジフィルムを使っている。いい作品が作れると確信している。早く完成に漕ぎ着けたいという気持ちがとても強い。今日はそのままさらに北上し、数枚の写真を撮った。この辺りは、大西洋の壁と言われる第二次世界大戦時にイギリス軍の侵略に備えてナチスドイツ軍が構築した壁跡がある。結局、大西洋の壁は完成しなかった壁で、完成しなかった壁というのに興味を持った。大西洋の壁を構築する予定だったトーチカの多くは政府によって爆破されたり破壊されたのだが、まだハーグやスヘフェニンゲンにたくさん点在している。オランダに来てから、第二次世界大戦の日本の行動を反対の側面から知ることが多く、ものごとの多面性や、言語と知識や認識の関連性にも興味がある。ビーチ近くのカフェで一服。
16時過ぎに天気予報通り大雨が降り始めた。これから1週間は晴れ間がない日が続く、この雨で夏も本当に終わってしまったのではないだろうか。夏の日差しにうしろ髪引かれるような日々を過ごしていた人々もこの雨の時間を経て心と身の回りを秋や冬の支度を始めるのだろう。Guy de Maupassantの短編を読み漁る。夜は、寒さもあってラーメンの麺をいただいたこともあり、ラーメンを作った。悪くない仕上がりで、自分もラーメン屋でも始められるような気がした。でも、自分がラーメン屋をやっている姿は想像できなかった。