リカバリーが必要な土曜日。
少し前に秋が来たような気がしたが、ロンドンと違ってデン・ハーグはまだ夏が少し続いているような青空が広がっている。布団を干したり、洗濯をしたりして過ごす。思い返すと、8月11日にまいちゃんが来てからずっとひっきりなしに誰かと一緒に過ごしていた。ぼくはなぜデン・ハーグにいるのだろうか、何を求めているのか、自分の物差しを持つことが本当に必要なのだろうか、世界にはもっと賑やかで刺激と興奮が多い都市は存在するし、そのようなところに身を置かないのはなぜだろうか、自分でもわかっている答えもあれば、悶々と悩み続けていることもある。一つ言えることは、失ったものや頭の中に存在するものは常に美しく魅力的に感じるし、いつだって隣の芝は青く見えるのだ。自分自身がいる場所、そこに種を蒔き、花を咲かせることができるだろうか、もし隣の芝を見て青く見えたとしても自分自身の花を育てることを続けなければいけない。