2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2024.8.30

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2024.8.30

昼過ぎに自転車で街を散策。
動いても、シャワーを浴びても、映画を観ても、アイデアが降ってこないので、David Campany『On Photography』、Stephen Shore『Modern Instances』を読み漁る。便秘のようにいい答えがどこかに詰まってしまっていて悩み始めている。具体的な締切はないのだが、そのようなものは刻一刻と迫っている。もう秋の空気も身の回りに馴染み始めてきた、それも焦りを助長する要因だろう。夜は、近くのお肉屋で買ってきた鶏の心臓を調理し、焼き鳥のように塩焼きし、わさびをつけて食べた。その後、漬物を食べて、慈悲深い味に心を奪われ、京番茶を飲んでいると土鍋で炊いた粒のたった白米が食べたくなった。大味ではなく、簡単に真似できそうと思わされるほどになんでもないものなのに手の届きそうにないところにある味わいを持った作品を作りたいと思った。
今日も一日中出歩いてくたびれて眠そうな辻村さんと日を跨ぐくらいまで話し就寝。