2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2024.7.31

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2024.7.31

ここ数日の夏の香りは一気にどこかへ行ってしまい、グレーの空に肌寒い空気を感じるオランダらしい風景に戻った。
午前中に棚のパテ埋めをし、ランチに麻婆豆腐を食べた。その後、いくつかのプロポーザルの準備をし、夕方パテが乾いたのでひたすらやすりで削る。合板もパテ埋めするだけでこれほど綺麗に仕上がるのであれば都合のいい使い方ができそうである。何事も自分できちんとやることによってしか学びがない。日本の合板よりハードに感じるのは、湿気の問題だろうか。今年こそCairo Apartmentのブックシェルフ/スタンドを作ろうと思う。構想からはもうすでに3年も経過しているが、何も進んでいない。なんとか年内に完成させ、クリスマスに合わせて作ることはできないだろうかと思っているが、いい決定的なアイデアが思いつかずにいる。このブックシェルフ/スタンドは、大前提としてCairo Apartmentの本のためのブックシェルフ/スタンドであり、またオブジェとして成立することを目指しているが、他にも小さなアイデアがあり、例えばArtekのスツールのように箱に入れて販売すること、簡単に自分で組み立てることが可能であること、即席でお店に行ってポップアップができるようなスタンドになること、など。ブックシェルフを作ることを考えることよりも、本のことを考え、生活をしていると自然にブックシェルフもできあがる、そういうものの作り方を常に目指している。
19時よりLore Stesselとミーティング。いい話し合いができたが、まだ先は長そうである。そして、そのまま覚醒したように仕事をしていた。いいことがあるとリズムが良くなる。