2024.7.16

少し食欲が戻ってきたので、豆のスープを作る。写真を撮りに家の周りを徘徊。今は、「シーン」の写真を撮っている。元々ぼくはランドスケープだとかストリートスナップでもなく、「シーン」を撮っていたのだとオランダに来てから気付いた。まだ具体的に説明したくはないが、50mmのレンズでその場所で起きる出来事を捉えていながらも、そこには一目でわかるような具体的な被写体は存在しない。しかし、確かにそこにはぼくが捉えようとした出来事が残されていると言ったところか。中距離の写真とでも言うべきか。Pompidou Centerでも、Tate BritainでもDen Haag Museumの常設でもレイヤーのある複合的なビジュアルの絵画にここのところ魅了されている。ぼくは単純で爽快な心地の良いものに惹かれながらも、根源的には自分の性格と同じように煩わしさを持った作品に心から共感を覚えているのも確かである。
Mike Nichols『THE GRADUATE』を鑑賞。67年上映のDustin Hoffman主演のコメディ。