2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2024.5.15

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2024.5.15

本や新聞を読むことではなく、ラジオや音声など口語でしか理解できない人がいる。メールではなく電話でしか会話ができない人も同様である。どちらが良いかは人の好みの話になるのでなんとも言えないが、違いがあることは明確である。今月、締め切りの課題をいくつか抱えていて、今週中にそのうちのいくつかを終わらせたいと思っている。アントワープから帰ってきて、やっと先のスケジュールを整えることができた。ぼくは、頭がすぐに一杯一杯になるので、やることを書き出しておかないとうまく進むことができない。いつでも頭の中に考えていることを書き出しておかないと、とっ散らかった頭で何かをしようとすると大体うまくいかない。紙に書き出すとそれで一つ自分を整えることにもなるので、お風呂に入り頭と脇と股間を洗うように、髭を剃ったり歯を磨くのと同様に、紙に自分の頭の中のことを書き出すことが自分の方法なのだ。この文章もそうだ。別に何かを書こうと思って書いているわけではないので、日々トピックが違う。しかしこれをしないと自分の思考を整理できず、ただ頭の中だけに置いておくということができないのである。もし自分の思考をここに書き出さずに頭の中に置いておくと、ただどこにもいかず頭の中で腐っていくだけなのだろう。そして、その腐った思考は何の肥やしにもならずに後悔という形になり自分の内省ばかりが続き、精神をも腐られてしまう。