2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2024.3.20

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2024.3.20

35歳になったのだけれど、何も変わることもない。
額装屋にいき、額装についての相談。反省も踏まえ、フレームを何十個もオーダーせずに、Passe-Partoutをオーダー。最終決定まではひとまず、Passe-Partoutでバランスを調整しながら制作することにする。聖子ちゃんが、花瓶を買ったお店に再訪し、昨日割れた花瓶を新しい花瓶と取り替えてくれた。
今日、突然オランダにいることをふと絶望的だと思った。この選択は良い選択だったのだろうか。自分が生きたいところで生きる、それはどこだ、なんでオランダに来たのか、ただの言い訳なのか、生まれた国から出て、自分の憧れたことのなかったこの土地で、住むことになんの意味があるのだろう。憧れの地に自分の身をひたすような先人たちを見てきたが、ぼくは本当にこの土地に希望を感じて選択したのだろうか。自分で選択したにも関わらず、そんな疑念が大きく大きく膨れ上がっていて、それはぼくの希望とか、憧れとか、そんなものさえも押し潰してしまいそうなほどなのである。はっきり言って、新参者の移民に文句を言われる筋合いなどないのである。日本に帰ったらどうだと言われてしまえばぼくには返す言葉はない。