2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2024.2.20

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2024.2.20

ゆりこさんと子供たちと会う。昨年夏に、赤坂のSabasuに行った際に店主と「オランダに移住するんですよ、誰も知り合いいなくて、ははは」みたいな話をしていたら、「そうなんですか、今高校の同級生がオランダから帰ってきてて、ここにいますよ、ほら」みたいな形でお店で偶然知り合い、それから連絡を取っていた。
ライデンに在住なので、ベビーカーと子供2人を連れて、デン・ハーグまで来てくださった。バスで来たというが、元気盛りなお子さん2人との移動はなかなか大変そうだったがゆりこさんは、報道カメラマンということもあるのか、全く動じず、ずんとしている。それは、これまでの人生の過ごし方なのか、それとも子供を育てる環境が良いのか、彼女自身が元々持っていた性格なのか、気になった。電車より、バスの方が段差がなくてマシと言っていたが、まあ確かにそうだろうなと思った。やっぱりオランダの電車とバスを選ぶ理由みたいなのはみんな各々に持っていて面白いなと思った。経歴を聞いていると、東日本大震災や同僚が撮影中に撃たれたりと、立て続けに心が痛むことが続いたそうで、会社を退職し報道写真をやめ、そのあとは、自分の仕事をするために世界中いろいろなところに行っていたそうだ。シャーマニズムに興味を持ち、ペルーへ行き、撮影。ぼくはあまりペルーに関して知らなかったのだが、古来ケチュア語を話すケチュア人によってインカ帝国タワンティン・スウユが興った。その前には、アイマラ族が興した王国があったとも言わいる。ケチュア人もアイマラ人も、日本人と同じ民族であるモンゴロイドとされており、インカ帝国の伝統の一部を継承していて、日本古来の考え方である八百万の神と同じように全てのものに霊が宿っているいう考え方アミニズムを持っている。そこで今のオランダ人のパートナーと知り合い、2018年にオランダに移住してきたそうだ。
今週、撮影の仕事があり、Leica M6では出来なさそうなので、必要に駆られRICOH GRiiixを買う。ついにデジタルカメラを買ったので、これからはどんどんエディトリアルの仕事もします。メール待ってます!買い物ついでに、いや、道を間違えと言った方がいいか、デン・ハーグの外周を自転車で走ったが、いつもと違う風景はなかなか気持ちいい。デン・ハーグには大使館や、首相官邸、王室の宮殿、国家機関、さらに最近話題になっている国際刑事裁判所など国際機関の拠点も置かれているので、建物を眺めながら自転車で走るのもなかなかいいなと思った。久しぶりに1時間半ほど自転車を漕いだので、足がパンパンである。きっと明日はお尻が痛いんだろうな。
帰ると聖子ちゃんがものすごく怒っていた。理由は、もう注文してから10日も経っていた掃除機がやっと届いたのだが、袋を開けると違うものが入っていたのだという。注文した翌日には発送完了メールが届いていたのだが、トラッキングナンバーが届かず、その後電話してもメールしても音沙汰なく、googleでレビューを見ると見たことがないような評価の悪いお店だった。先週金曜日やっとメールが返ってきたと思えば、週明けに発送しますとのことだった。月曜日配送されたが、届いたものは全く違うものだった。もちろんクレームの電話も繋がるわけもなく、メールをしてもすぐに返事がある訳でもない。レビューによると、ある人は、Dysonを買ったのに、PHILIPSの中古の掃除機が届いたという。ぼくたちも同じように廉価版のような掃除機が届いた。福袋を買うかのようにランダムに商品が届くお店なのだろうか、それはそれで楽しそうだが、だいたい廉価版が届くのであればこの福袋、人気でないだろうなと思った。