2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2024.1.10

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2024.1.10

朝6時20分に家を出て、アムテルダムセントラルステーションへ。

7時35分発で、アイントホーヴェンへ。ステラを初めて電車に乗せる。今日から3週間、ステラをボーディングトレーニングスクールへ行かせることにした。新居入居までにいくつかのアイデアがあった。その1、アムステルダムでサブレットを探し、入居までの時間をアムステルダムで過ごす。その2、オランダの違う都市で、サブレットをする。その3、違う都市に来て、時間を過ごす。ハウジングクライシスのせいで、アムステルダムの家はとても高いのと、なかなかいい物件が見つからない。今回は、3週間弱だったのとクリスマスバカンス終わりなので、ちょうど良い期間のサブレットが見つかりそうもなかった。0度前後を行き来する寒さと雨が続くアムステルダムにぼくたちは鬱々としていたので、一層のことステラをトレーニングに行かせて、ぼくたちはイタリアの安宿にでも長期滞在しようかということになった。驚くことにアムステルダムでサブレットをするのとトレーニング費用とイタリア宿泊、旅費を比べてもほとんど費用は同じだということも大きな決め手だった。ビザの申請書類は提出できたので、待つ時間をうまく利用したいということもあった。それに一番大きな理由は、1月11日はぼくたちの結婚記念日でもある。記念日からぼくたちが憧れている国イタリアでの時間を過ごすのはなんだか素晴らしいと思わないか。とにかく、ぼくたちは少しでも太陽の光を求めてウェットな街から逃げるかのようにボローニャに来た。数人の信頼できる友人たちの手を借りて良いレストランを知り、飛行機でJohn Berger『The Red Tenda of Bologna』を読みボローニャの歩き方を知る。

この旅が、移動しながら作品を作ること、その土地や作家のリサーチすること、毎日文章を書くこと、本を作ること、自分たちの仕事のスタイルを形作る旅になればいいと思っている。いる場所で生きるというのがぼくの頭の中にずっとある。そういう意味でも、ぼくのInstagramのアカウントはRobert Adams1989年にApetureから刊行しているの写真集のタイトルからそれをそのまま借りてTo Make It Homeなのだ。1989年、ぼくの生まれ年である。