朝4時に起きて、ドイツvs日本を観戦。旅館で見ていると、なんだか夜に自分が襲われるような感覚になり、あまりサッカーに熱中できなかった。今後、決まった仕事がないことに加えて、オランダに行ってから自分たちがどんな風に生きていくのか、自分で想像しないことには何も想像できないのだが、自分が想像できないというわけではなく、想像しようとしていないような感覚にあることに対して恐怖を感じてしまっている。自分が仕事がないのは、自分がどんな風に仕事をするのか明確に考えようとしていないからだ。それは自分が考えを持っていないということではなく、会社にいると、ある意味日々何も考えなくとも仕事が来るような状態にあったので、考えることをやめてしまっていたのだろう。考えることを止めてしまうと、これまで何も考えていなかったかのような感覚を覚えるが、もう一度、考えを巡らせると、自分がこれまで考えてきたこととか、ずっと眠らせていたアイデアとかが湧き出てくる。だから、考えることを止めてはいけない。それは運動とかとも同じで、毎日継続していないと、いい状態を保つことができない。ものすごく不安が襲ってくるが、それは短期的な不安で、行動することで解消できる不安であるとも思える。ぼくが会社働いている時に長く持っていた不安というのは、このまま何も変化をしないと自分が思っているような人生にはならない、自分が小さい頃に思い描いていたような人間にはなれそうもないし、人生が与えてくれる色々なものを受け取ることができないのではないか、というような長期的な時間の中にある漠然とした不安であったが、今ぼくがサッカーを観戦しながら抱えている不安というのは、今、ないし明日や近い未来の不安である。今や近い未来の不安というのは、考えて、オーガナイズして、行動することで解決できるものであるとぼくは信じている。昼は、HamishとLizzieとちゃっぴーの実家がやっている鄙茅へ。ちゃっぴーのお母さんに久しぶりに会う。その後、伊勢神宮へ行く。相変わらずHamishは、頭に浮かんできた疑問を尋ね、思いついたアイデアをぼくたちに話してくれる。聞かれた質問に対しての返答がわからないことが多すぎたが、そうやって彼のように頭を常に何か考える状況に持っていることが大切だなと思わせられる、そんな彼にこのタイミングで再会できて非常によかった。Lizzieは彼とどんな風に日々を過ごしているのだろうか。夕方、スーパー銭湯へ行き、松阪でやきとりを食べて、京都へ帰る。裸の付き合いはいいなという話をする。結局、奈良の自宅へ帰ったのは27時。長い1日が終わった。ものすごく疲労感がある。でも明日GraceやHamishたちと会えば、明後日からは一度ゆっくりできそうだ。