2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2022.9.18

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2022.9.18

日曜日。黙々と新作の制作。19時、ケンケンにStellaを迎えにいく。数日間お泊まりをしてくれていたので、なんだか静かに過ごすことはできたが、とても寂しかった。Stellaといると、日々の限られた時間の中でタスクが増えて大変だなと日々思うけれど、大変だというのはいいことなんだよなとこの数日の無音に似た時間の流れで実感。久しぶりに会ったStellaはおどおどと挙動不審にしながらも、ぼくの存在をはっきりと明確に認識している。綺麗好きで慎重な控えめな女の子。
夜は、豆腐となめこの味噌汁、漬物、水餃子、納豆、ひよこ豆と玄米。
食後、ブレントフォードvsアーセナルを観戦。アーセナル、昨年と比べて異常に強い。一人の新しい選手が空気を変える。優秀な選手を取ったチームを見て、他の選手がチームへの信頼を回復する。グローバルなチームである以上、一人のコミュニケーションを取れる人間がいることで、コネクターになり、その選手の本来の姿を見せることができる。例えば、英語の話せないブラジル人が、英語の話せるブラジル人の加入により、これまで言語の壁で閉じこもっていた殻から出れたとする。そうすると、他の選手たちも言葉が話せないなりに、「ああ、この選手ってこういうキャラなんだ」と認識し、どんどん楽しくなっていく。そういう間に入れる選手というのもサッカーの能力とは別に必ずしも存在する。コミュニケーションというのは能力である、適材適所というものがある。
大江健三郎『日常生活の冒険』読了。聖子ちゃんにまた一人暮らしの男の子の匂いがすると言われないように、キャンドルをつける。が、つけたまま寝てしまっていた。また火事になってしまう、キャンドルはぼくの人生における、何か不思議な単語として存在してしまいそうである。体に力が入ってしまう。