2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2022.7.10

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2022.7.10

蚊帳を買ったので、昨晩は蚊に悩まされずにぐっすりと深く眠れた。こんなに優れたものが世の中にあったのになぜこれまで使ってこなかったのだろうかと思い、蚊帳について調べていると、純麻の蚊帳というものを見つけた。古来から綿100%の蚊帳は一般庶民には広く使われていたのであるが、高級な麻を100%使用した純麻の蚊帳というものがあり、とても高級だったのだという。もちろん、麻綿の混合というものもそこには存在したそうだ。夜の虫よけ、蚊対策だけではなく、高温多湿で寝苦しい夏を少しでも快適にするため、段階的に麻の量を増やすことによって、より快適な生活を実現していくことができた時代とその背景がそこにあったのだという。もちろん、麻の蚊帳は価値の高いものであったわけだが、純麻の蚊帳を使っていることが一つのステータスとなるほどに、蚊帳というものが日本人の夏の生活の風景として存在したのだ。
いうまでもなく、麻素材の大きな特徴の一つは、きわめて優れた「クール素材」だということ。「夏は麻」と言われるように、夏用衣料素材として麻は高い評価を得ているから、麻織物の蚊帳もその麻の量が多ければ多いほどその価値は高かったのだ。
蚊帳の中は、体感温度が1度ほど低く、風も抜けるので、気持ちいいのだそうだ。実際、フィジーのオーガニックファームでも蚊帳を使っていて、その中で眠らせてもらったのだが、虫からの危険も暑さの心配もなく滞在した4-5ヶ月の中で一番の快眠だったように思う。あの蚊帳はきっと純麻の蚊帳だったに違いない。ぼくが滞在させてもらったのは、フィジーの山奥に住む意識の高い家族で、25年前から野菜を育てるために土を作り、オーガニックの山を作ろうとしてきた家族。フィジーで多用されているプラスティックをほとんど使用しない生活をしている。
仕事帰りに、田園調布小学校で選挙。
家に帰り、シャワーを浴びてJリーグ福岡vs京都を観戦しながら、セロリのペースト、椎茸とリークのリゾットを食べる。『All or Nothing』最終回を見て就寝。