2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2022.5.30

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2022.5.30

突然だけれど、「実際に何をしているか」より「何をしているとみなされているか」が優先的に配慮されている世の中だなとつくづく思う。
その中で、どう生き延びていくのかと考えていると、「
査定されるマインドに陥らないこと」、それはとても重要になっている気がしている。一度、査定されるという立場=後手に回った人は二度と先手を取ることができない気がしている。バカのレッテルが貼られるとずっとバカな印象がつきまとう。

それは生きる知恵と力が発動する機会、そのものを自分から放棄するということです。
「ガバナンスの強化」、「ほう・れん・そう」と言い出してから国力が劇的に低下するようになったのは国民が後手に回るように訓練されたからなのではないか。統治コストは格安になったけれど、新しいものは場を主宰する人間からしか生まれない。

と内田樹氏がtwitterに書いていて、言語化できていなかった部分がスッと言葉になっていてしっくりとくる感覚があった。例えば、仕事が早い受け身な人とアイデアがポンポンと出てくる仕事をしない人の方いると、結果的に後者の方が新しいことを産み出して建設的な印象を持たれていることが多い。実際にぼくもそう思っている一人だ。それが正しいとか正しくないという話ではなく、あくまで事実。