2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2022.3.10

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2022.3.10

夕方歌舞伎そばでとろろそばを食べる。なんだか、18歳の頃に夜行バスで東京に遊びにきて、朝一でベルクに行ったり、上野の燕湯へ行ったり、山手線で爆睡したり、原宿の交差点にあった24時間営業のファーストキッチンで飲み物だけ買って爆睡したり、そんなグダグダとした時に見かけていたような埃っぽいおじさんとかをふと思い出す。東京ってこういう街だったよな、と。何をしているのかわからない人がそのままグダグダとしてても生きていけるような街。無所属に対する受け皿を持っている、それこそが大都市だよなと思う。
神谷町まで歩く。久しぶりに東京タワーを間近に見て感傷的な気持ちになる。なんでかわからないけれど、パリの7区とか8区とか15区にいるような気分になった。それはタワーがあるからなのか。聖子ちゃんとパリに住んでいたことが懐かしい、あの頃は何も先のことを考えずに毎日を生きていた気がする。