2021.11.29

お昼に気分転換に日本のラジオを聞いていると、あるフランス人のシェフが
「料理人は、昔も今も変わらず良いことをしている人々である。
地球を作る土と、水に感謝をし、それらを作り守ることを仕事にしている人たちと仕事をしその人たちを思い料理をし、その料理でお客様を喜ばせる。」
という話をしていた。
自分も料理が好きだし実家もレストランをしているので、すごく共感するよううだった。
そのシェフについて調べていると、
「折り紙は、複雑で細かくて、何度も試行錯誤をして考え抜かれた折り方で正確に作らなければ、思いどおりの形にはなりません。ですが、折り上がった作品を見ると、まるで始めからその姿だったかと思うほど自然なのです。私の料理もそんな姿を目指しています」
「驚きや疑問から入るのではなく、調和が取れ、すんなりと受け入れることができる説明がいらない世界観が理想」
「料理人が料理の詳細やそのバックボーンを解説することは、無意味だと思っています。召し上がる方がそれぞれの想いを投影して、自由に感じてほしい。料理は激しい熱量をもってつくられますが、完成した瞬間に、料理人のものではなく召し上がる方のものに変わるのです」
そんな価値観で料理をしている人の料理を食べていたいと思うほどである。ここまできちんと言葉にできるということ、そして記録として残るメディア上でそれを語れるということが自信と責任なのだろうか。

銀座にあるレストランのシェフだそうだが、名前が思い出せない。