2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2021.1.12

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2021.1.12

火曜日。仕事はあまり急ぎのものはなく、リサーチ。
こういう風に作業をしていると。体を動かす、何か目に見える業務実績を残すというのは大切だが、一方で、リサーチすることも大切な業務だなと感じる。他の状況を知ること、知識をつけることも仕事の一つであるし、聖子ちゃんなんかをみているとリサーチ作業を一年も続けていたからたくさんのことを知っているし、リサーチも大切な仕事のうちの一つだということを身体で感じているように見える。

聖子ちゃんに手紙を書き、荷物を送る。サングラスを入れるのを忘れた。最近連絡がつかないので、とても心配だけれど、手紙を読んで連絡をくれるといいなと思っている。
夜、モエちゃんが家に来て、レンティルとカボチャのスープを食べる。久しぶりに人を招き入れる。荷物を整理して、棚を作り、家も少し広くなったが、ここに300冊ほど本が届くのであればやっぱりまだまだスペースが必要になる。オリジナルプリントも届くし、これから大変なことになりそうだ。
朝方、目が覚めて聖子ちゃんのことを考えると寝れなくなった。身体が熱くなる。去年の12月ごろから久しぶりにパニック障害の症状が出ている。どんどんひどくなっているように思う。
もし彼女がいなくなってしまったら、どうすればいいのだろうか、ということばかりを考えていた。
連絡がないと、彼女がどこで何をしているのか全くわからない。もしかすると死んでいるかもしれないし、ただ単に連絡したくないから
あんなに仲良くしていたのに、全く連絡がつかない。連絡がつくことだけが、彼女との繋がりだとは思わないけれど、それでも毎日連絡していた人と連絡がつかなくなるととても心配になる。心から繋がっていると思っているし、いまでも繋がっていると信じている。彼女の信頼を失っているとしても、
聖子ちゃんは冷めたらきっともう一生戻ってきてくれない気がしている。話もしてくれないだろうし、あんなにカッコよくて愛があり、小さなことを愛でる力があり、度胸がある女性には会ったことがない。それなのに、ぼくは大きな罪を犯してしまった。その罪のせいで自分の大切な親友を失い、愛する人を失っている。愛する人の信頼を失っている
戦時中などはみんなどんな精神状態でいたのだろうか、連絡がつくわけでもなく、次にいつ会えるのかもわからない、ほ戦地に行くということは死ぬ可能性があることでもあるし、ほとんどもう一生会えないというつもりでいるのだろう。