2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2020.5.28

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2020.5.28

夕方、『黒部の太陽』石原裕次郎、三船敏郎のW主演の映画を観る。3時間の長編映画。こういうのを観るのに慣れてしまうと1時間半くらいのサラっと観れる映画はつまんないなと感じてしまうのだろうか。1時間半くらいの映画は小説でいうところの短編小説で、それにはそれの良さがある。ウディアレンの映画なんて大体が1時間半くらいだけれど、それはそれにしかない楽しさがある。
『黒部の太陽』を観ながらずっと思っていたのだけれど、石原軍団の人間はほとんど全員が石原良純さんに見える。ぼくにとっては石原軍団は石原元都知事や、石原良純さんのイメージしかなく、裕次郎だとか、渡哲也も舘ひろしも男前のおじさんと言ったイメージしかない。
それにしても、石原裕次郎は何がカッコよかったのだろうか。石原裕次郎は、同級生の野上晃一郎にしか見えないし、野上の高校生の時の発言、奇行がどうしても石原裕次郎のイメージを壊していく。いや、染み込んでいくという様な言い方がいいのかもしれない。ともかく、石原裕次郎には、同時代を生きている人にしかわからない憧れとかカッコ良さがあるのだろうとこの映画を観て思った。
夜は、鳥レバーを煮る。食後に、『bored to death』を2話観て就寝。ジェイソン・シュワルツマンは、色のある俳優で観ていて楽しくなる。カッコつけていることが尽く笑いに変わっていく様な体型をしているなといつも思う。私生活から笑いのある人なのだろうか。