2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2020.5.17

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2020.5.17

朝から1時間砧公園を散歩する。昨日の大雨から一転快晴である。最近、晴れる時はとことんまでに晴れるもんだから、暑くて仕方ない。雨の日は空気が澄んでいるようでかなり心地よい。飛行機が飛んでいないので、空がとてもきれいなのだそうだ。
今日は日曜日なので、6時台に公園に来ても割と人は多い。なんだか公園を一周ゆっくりと歩くと、馴染みの顔が増えすぎて困ってきた。覚えられない。今日は、トランペットを吹くおじさんが一番記憶に残った。あとは、仏頂面でずんずんと歩く女の子。
ヘイミッシュから婚約したと連絡が来た。なんだかすごく幸せな気持ちになった。大切な友人が大人になっていくのも嬉しいし、同じ歳の違う国に産まれてなぜか知り合いなぜか偶然同じ街に住み、趣味も感覚も似ている人間が同じように歳を取るのはすごく素敵なことだと思った。お互いの住む国に遊びに行くこともするような中はぼくにとってはなかなか珍しい。
いまだにヘイミッシュがリジーとデートした初日のことを覚えているし、あれは確かメルボルンのぼくが働いていたカフェの近くの焼き鳥を出すバーだったはずである。その時に、ヘイミッシュがデートしてきたと言っていた。お昼にデートして夜には帰ってくるんだなと思ったのを覚えている。なかなか人のことをこうやって思い出すのは難しいのだけれど、なぜかこのことはしっかりと覚えているのである。婚約した連絡が来て、なんだか穏やかな気持ちにさせられた。
今日は、仕事はないので、ゆっくりと過ごす。最近、仕事でも休みでも関係なく、あれもこれもしないといけないと思っていただけに、久しぶりにこうやってゆっくりと過ごすことが出来てそれも穏やかな気持ちになれた理由だろうか。
午前中は、日記を書き、久しぶりにオンラインでウィンドウショッピングをする。こういう時間を過ごすのは本当に久しぶりだと思う。なんだかリラックスできた。昼は、昨日買ったイカを捌き、バジルとさっと炒めてパスタにして食べる。14時から山下達郎サンデーソングブックを聴きながら掃除をして、模様替えをする。
暑いのでアイスクリームでも買いに行こうと思うが、なんだかまだまだ気は抜けないよと、自分を戒める。これは対ウィルスではなくて対自分自身なのである。自分の欲求との戦いなのだ。なんだか、座禅修行のようである。前に作ったジンジャーエールシロップを炭酸で割り、ジンジャーエールを飲む。夏の空気である。17時からJ-wave滝川クリステル、サウージサウダージを聴く。これがぼくの日曜日の流れなのである。
書き始めているエッセイ集を一編書き終える。夜は、そばサラダを食べる。なぜかずっとそばサラダを食べたいと思っていたのですごく嬉しい。こんなに嬉しい気持ちになれるとは思ってもいなかった。食後、お風呂に浸かり、ジャン・ルノワール『河』を鑑賞するが眠気に負けて就寝。