2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2026.7.4

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2026.7.4

作品のサブミッションのために文章を書いている。じっくりと作品を見て、散歩したりしているとやっと文章になってくることがあるが、お風呂に入ったり散歩したりすると頭が冴えるのはなんでだろうか。
ぼくは、近年、主に霧やカーテン、窓枠、壁、ドアなど、視界を遮るものを題材にした写真を撮っている。もちろん、それらの主題は長く自分の無意識のうちに存在し、ぼく自身がそうしたものを撮り続けていることもある写真を継続して買ってくれている方にも指摘された。特に霧やカーテンは、ぼくの作品の中では物事を隠す存在として立ちはだかり、また、向こうを隠しつつも垣間見せ、特に閉じられたカーテンは隠されたものを見ようとする欲望を示唆している。そのような構図は、鑑賞者に自らのまなざしを自覚させ、鑑賞者の想像力をかき立てるのではないかと思うのである。見えないものを見ようとする欲望は、絵を見るという行為の前提さえをも問い直してくれるのではないかと思う。同時に目に見えないものへの恐怖に立ち向かう勇気を与えてくれる。ぼくの敬愛する大江健三郎は、「監禁されている状態、閉ざされた壁の中に生きる状態を考えることが、一貫した僕の主題でした」と話していたが、ぼくは彼のアイデアに多く共感していて、どのように閉鎖的な社会の中で未来に光を見るか、前に向かって進めるか、作品発表を通じて表現したいと思っているのだ。夜、じっくりとゆっくりランニング。