ここのところ20代前半の友人たちができ頻繁に話をしているので、頻繁に自分が22歳から25歳くらいの頃に出会った年上の人たちのことを回想している。Dustinだったり、Chrisやエミさんだったり、アスカさんだったり、彼ら彼女らは、エミさんを除き、ぼくが出会ったことには30代の後半に差し掛かるような年齢だった。ぼくのこれまでの人生の指針となってきたが、ぼくも最近知り合った20代前半の友人たちにとってそういう人間であれるのだろうか。それは烏滸がましいかもしれないが、それでもぼくの個人史において大きく影響を受けた人々はぼくが20代の最初にはすでに30代後半だった。彼らが、決して人生がうまく行っていたとか、自分の活動をしていたとか、豊かに暮らしていたとか、そういう話だけではなく、ぼくが20代の最初に出会って大きく刺激を受けた人たちは本来の姿を少し見失いながらも、過去のキャリアや築き上げてきたものに少ししがみつきながらも同時にそれらに別れを告げるかのように次の活動に向かって自分の世界を作ったり、思慮深く、威張ることもなく、強い信念を持っていたりする人たちだった。彼ら彼女らの中にはアルバイトしたりどこかで働いている人がいた、それが決して悪いとは今も昔も全く思わない。そんなことよりも何よりも、自分を見失っていることも、もがくことも、精神が弱っていることも、後悔することでも、本当はこうありたかったということを公言することでもなく、何より悪いのは魂を売って自分自身を騙してしまうことである。彼ら彼女らのその後の活動や今を見るとあの頃彼らが彼らなりにモヤモヤしていた気持ちというのはきっといつか発酵し昇華され美しい世界を見せてくれるのだろうと思わせてくれる。ぼくも少しくらいはそうありたい。彼らに憧れを抱いた一人の人間として。