夕方、家の近くのパブで一服。ぼくは外に出ていたのだが、今中と聖子ちゃんは黙々と家で仕事をしていたようで、ぼくがパブに呼び出さなかったら二人は家を出なかったかもしれないと言っていた。すでにこの海のある田舎町はそんな空気を今中にも覆い被せ始めていている。懐かしい話で爆笑できるような友人がいるのはとても美しいと思うし、なんだかんだ定期的に顔を合わせているだけで、小さな変化に対応しながら違和感なく、人間同士の関係を続けることができる。人間というのは些細なことで大きく変化したり、些細な変化で「あれ、こんな人だったか」と感じて疎遠になっていったりする。別に友人だし、同じ人間だから嫌なことを言われてもいいかなと思うけれど、疎遠になるのは悲しい。自らが実際的に離れていっているとは言っても。