2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2025.11.9

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2025.11.9

 聖子ちゃんには、危険だから自転車の手放し漕ぎをしないで、と言われているが、一度コツを掴んだら手放しで何ができるかというのを試したくなってしまう。ジャケットのボタンは閉められるか、iPhoneで曲を変えられるか、写真を撮れるか、手放しのまま曲がれるか、ジャケットは脱げるか、など。
ダメと言われてもやりたければやってしまうのが、抑制の力がなくなってきた人間の有り様なのであるが、期待通りに今日も自転車を手放し漕ぎしているときにふと思った。
手をハンドルから離すことは、勇気がいる。手を離すことで、安定感を失うが、自由と喜び、自立した達成感を得るだろう。
姿勢良く、リズムが良ければ、スムーズに進めるが、手をハンドルから離している以上、リスクを取らなければいけない。一点、目的に目を向ける。それが大切だ。
自転車の手放し漕ぎ同様に、リスクのない日々に新鮮な喜びと刺激と発見は生み出されるのだろうか?