朝5時半に家を出る。まだ人もその建物も全ての風景が寝静まった時間にコソコソと家を出るのは、最も興奮する時間の一つである。自分がそこに存在した証明を残さないように去っているような気にさせる。
パリに到着し、Rose Bakeryでブランチ。入ると、Wondyがいて、お客でOrianaがいて、キッチンからアスカさん、Hayden、Monikaが出てきた。全員元同僚である。そしてもちろんJCも。変化のある日々に、そしてぼくがここで過ごした日々からはもう10年近くが経とうとしているのに、ここには実家の家具のように彼らが変わらず存在している。アスカさんは少々髪が短くなっているが、変わらず自信と謙虚さを持ち合わせた彼女らしい表情をしていたし、Wondyも全く変わらずのんびりしているし、Haydenは、10年前が昨日のように髪型も着ている服も歩き方も、トレイの抱え方さえも何も変わっていない。Monikaもお母さんにはなったけれど、声も顔も変わっていない。もちろんJCは何も変わらず、黒いLevis 501に黒いティシャツを着て、Comme des Garconsのジャケットを着ていた。ぼくは彼に憧れて黒いLevis 501を履いていると言ってもいいだろう。
パリに到着し、Rose Bakeryでブランチ。入ると、Wondyがいて、お客でOrianaがいて、キッチンからアスカさん、Hayden、Monikaが出てきた。全員元同僚である。そしてもちろんJCも。変化のある日々に、そしてぼくがここで過ごした日々からはもう10年近くが経とうとしているのに、ここには実家の家具のように彼らが変わらず存在している。アスカさんは少々髪が短くなっているが、変わらず自信と謙虚さを持ち合わせた彼女らしい表情をしていたし、Wondyも全く変わらずのんびりしているし、Haydenは、10年前が昨日のように髪型も着ている服も歩き方も、トレイの抱え方さえも何も変わっていない。Monikaもお母さんにはなったけれど、声も顔も変わっていない。もちろんJCは何も変わらず、黒いLevis 501に黒いティシャツを着て、Comme des Garconsのジャケットを着ていた。ぼくは彼に憧れて黒いLevis 501を履いていると言ってもいいだろう。
モンパルナスから電車で幸子さんの住むアンジェへ。駅に着くと自転車をおしている幸子さんがいた。18歳のパリで、初めて幸子さんに会った時も、幸子さんは自転車をおしていた。その時もカゴに何か荷物が入っていたし、今日もカゴだけではなく画材屋の帰りだといわなくてもわかるような荷物だった。幸子さんと自転車を見たら2007年に戻ったような不思議な気持ちになった。その後、幸子さんのアトリエに伺い話をし、街を散策して、ガレットを食べた。