2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2024.10.11

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2024.10.11

家から5分ほどのところにある在オランダ日本大使館に行き、免許のピックアップ。
別に悪いことを言うわけではないが、大使館の受付スタッフの態度が気になった。オランダ人なのだろう、英語で話してくれることはありがたいが、全ての言葉が単語でそして命令である。「come」とか「passport?」「put key in the locker」とか、指差しながら「back back」とスキャナーを通らされる。別に意味だけ捉えればなんと言う事もないのだろう、用事を済ませることだけを考えると単純明快だ。しかし、少なくとも何か理由があって来ている人たちであり、そこには困っている人も多いのだ。そして、オランダ語や英語ができない人だけではなく、全ての国籍の日本に関係する人が来る場所である。
競争とまでは言わなくとも、新しい風が吹くことはなく、在オランダ日本大使館の競合他社ができるわけではない。独占することによって怠惰なことが罷り通る社会になるのではないかと今の社会を生きていると思う。自分で自分自身を律することができる、自分自身の価値観を維持することができるのであれば、独占でもいい。
別に、ぼくにとっては免許を取りに行ったくらいの大した急を要する用事でもなければ生活に困るほどのことでもなかった。しかし、在オランダ日本大使館でしか受け取る事ができず、それ以外の選択肢はない。そして、しょっちゅう用事があるわけでもないので、気分が悪くてもまた必要になれば来る必要があるのだ。カフェだとかレストランであれば、気分が悪ければ他のところへ行ける。同時に、ここに来ないといけないのであれば文句を言う権利さえもある。
なぜあんなに丁寧にすら話してくれないような方が受付をしているのかは不思議だったか、とにかく一度中に入ってしまえば窓口の方はとても親切である。他の国の在オランダ大使館の受付も見てみたいものだ。