2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2024.9.18

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2024.9.18

 自分は、中学高校と集団の中でどのように自分の価値を見出すかを考えながら生きていたように思う。それは集団行動をする中でとても重要な価値観だと思うが、自分がここで何ができるのか、どんな働きをし、何を新たに持ち込めるのか、
世界を一つの集団と考えるのであれば、みんなが自分がこの場所で何をするべきなのかを考えるのがとても理にかなっていると思うのだが、
聖子ちゃんは、自分がやりたいことを積み上げていくため、集団に溶け込むこともなく、染まることもなく、どんな場所でもある程度同じように自分の意思のままに生きている。そこにぼくは憧れを抱いているし、彼女のその飄々とした姿は魅力だと思うと同時に、時にぼくは自分でも信じられないほどの大きな怒りを覚えるのである。