2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2024.6.6

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2024.6.6

 Barcelona最終日。朝から家に泊まっていたEmirioさんと話す。彼はあまり英語を話せず、ぼくたちもスペイン語を理解できない関係の中でも会話のポイントというものが存在していたのが面白いと思った。会話とは言語の話ではなく、表情や身振り手振りジェスチャーでするものでもあるのではないかと思う。
Barcelonaを散策し、以前はマーケットの目の前にあった昔行ったことがあったCaracas coffeeというしがないカフェで朝食。8年も経てばマーケットも引っ越ししてしまうのだ。
その後、ランチでEl Xampanyetで働いているLauraに会う、相変わらずパワフルだった。元気だったかという質問が不要なほどである。いや、不要という言葉ではなく、野暮という言葉の方がいい。別に連絡して行ったわけではないので、会った瞬間に、「あれ?」みたいな顔をして抱きしめられた。とても忙しいお店なので、飛ぶように去っていき、また戻ってきてはハグをされる、ぼくと聖子ちゃんは爆笑するしかできないほどの勢いで来ては去っていく。オーダーを悩むまでもなく、これとこれとこれでしょう?と言われた。「もちろん」と返事するしかない。El Xampanyetは、Lauraの実家のお店で、コロナの時大変だったか?とか最近がどうなのか?と尋ねるのが野暮であると感じるくらいに人々は激しい勢いの中楽しそうな時間を過ごしていて、決断のできない自分との対比がはっきりして暗い方は明るい方に負けると思った。夜の便で到着。自転車の鍵や家の鍵がないと思っていたら、駅前の路上に停めていた自転車にそのままついていた。
文さんの家にステラを迎えに行く。