2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2024.5.2

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2024.5.2

朝、掃除と洗濯をする。26度を超えるような暖かい日で、心地がいい。朝一番のステラとの散歩もジャケットを羽織る必要もなく、半袖のTシャツにロンTを重ねるだけで歩けるのでそれだけで身軽になって散歩も楽しくなってしまう。1時間もあっという間に歩けてしまうので、人々の行動が感情に左右されていることがよくわかる。昼は、サンドウィッチを食べて、その後また作業。夕方ハイキングをする。今年の予定が少しずつ決まってきて楽しみだ。来週は仕事でアントワープに6月もまた仕事でバルセロナに行く。仕事で隣国に行けるのは、ヨーロッパに来たなという実感があってとても嬉しい。お金の出費は心配だけれど、何もしないより前に向いて動いていることがその心配を少し解消してくれる。きっと全てうまくいく。 なんだかわからないがここ数日とても心がソワソワしていて忙しくて何かに集中することができない。遠足を待ち侘びる子供のように心が密かに踊っていて、目の前のことに集中するのが難しいのだ。自分でも何かそれほど楽しみにする予定があったかなと思うのだが、カレンダーを見ても前述した旅行と友人たちが遊びに来てくれること以外に想像を絶するようなとても楽しみな予定があるわけでもない。プレミアリーグの優勝へのスリリングな日程に興奮しているとも思えない。このソワソワした心は、不安な側面を持ち合わせていないようだが、カレンダーだけではなく、ぼくの脳の中にも特に大きな楽しみすぎて待ち切れないほどの予定はないのだ。多分、心と脳がうまく機能していないだけなのか、もしくは単純に予定がない日々から予定が少しずつ見え始めたことへの小さな変化が心をそうさせているのだろうか。天気のせいで身体が反応して心に伝えているのだろうか、しかしぼくのボーッとした脳はそれにうまく適応できていないのかもしれない。身体は気温の変化に適応しようとして、心に喜びを伝えるが、ぼくの硬くなった脳はそれにうまく適応できずに心のワクワクに戸惑っているのかもしれない。脳を季節に適応させてワクワクさせるためには何をするのがいいのだろうか。 「夏らしい映画でもみたいね」と聖子ちゃんは言った。脳も季節を求めているとはこういうことなのかもしれない。