2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2023.10.12

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2023.10.12

朝から銀行の予約をしていたので、銀行へ。気軽に口座を作ることが良いことなのか正直わからない。この国には曖昧なルールが多い、そのため無駄なことやめんどくさいと思うこともとても多いが、同時に曖昧がゆえに「うまいことやっときますね」ということが時にある。
奈良を散策。実家から奈良に帰ってくると気持ちの切り替えするのが難しい。なかなか集中できる時間がない日々である。
散歩中に思っていたことを二つ書き残しておく。
写真を撮る時に、ヒッチコックのように自分をこっそり登場させる。それは影でも、指を写し込むでも、ガラス越しの自分の存在でも、どんな形であれ、その写真たちが一つのストーリーを語りながらも、決して自分達と切り離された場所で語られたストーリーではないという意味を込めるため。
二つ目は、悪いことを行うことよりも、悪いことを行った後それからの人生でそれを抱えながら生きなければいけないことの方が怖い。もしその悪い行いについて誰にも言えずに隠していても、それがもし全員に知れ渡っていたとしても、その悪い行いをしたという自分は必ず残り、その感情は自分自身の中から取り除くことができない。忘れることができる人がいるのだろうか、もしそのような人がいるのであればロボットのようだなと思った。ある時期の記憶を消去することができるのであれば。