2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2022.1.24

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2022.1.24

起きるとStellaはきちんとケージの中で眠っている。
聖子ちゃんといても吠えるようになってしまったようだ。聖子ちゃんはぼくと言い合いをしたときに、頭が割れそうになって本を投げてしまった。それがStellaのケージに当たったことをすごく気にしていた。だけれど、動物なんだから辛いことも嬉しいこともきっと昇華されていく。嬉しいことがたくさんあれば辛いことは思い出さなくていいし、それが一度きりの間違った行為だったんだと気付くだろう。それが人間だろうが犬だろうが、心ある動物なのだから同じだと思う。
夜、ゆっくりと散歩にいく。やっぱりどれだけ一緒に過ごすか、どれだけ遊んであげるかが大事なんだ。自主性を重んじて好きなようにさせることが決して大事なのではなく、例えば、買い物に行っておとなしく出来れば家でお留守番をしなくて済むし、それだけ一緒に過ごしてあげることができる。服従する/させるという言い方にはなんとなくしっくりこないけれど、きちんと待つことが出来る、自分のその瞬間の欲求に勝つことで、もっと大きな深く静かな大きな緩やかな波のような喜びを得ることもできるのである。
そう考えると人間も同じで、瞬間瞬間の欲求にホイホイと喜んで進めているとふと自分のことを振り返った時になんとなく虚無のような積み上げのなさを感じるようなことがあり、瞬間の欲求を抑えて、自分の本当の大きな喜びに向かって進んでいると、自分では気づかないかもしれないが、緩やかで大きな心地の良い波に乗れているということになる。それは大きすぎて穏やかすぎて自分自身では気付かないことでもあるかもしれない。だけれども、心の底から穏やかで幸せな気持ちを持った波なのである。