2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2021.11.15

Translate

2021.11.15

 朝10時まで寝てしまっていた。昨日は、23時ごろにはベッドに入っていたので多分11時間くらい寝ている。最近睡眠時間が異常に長い。大体起きると思うのだけれど、最近はそういうわけではないようで自分でもどうしたのだろうか、と思うほどである。
ヤクルトスワローズのキャップを被り、家を出てタンドレスでクロワッサンダマンドを2つ買う。そのまま田園調布商店街をくだり、一番底にある八百屋で野菜と柿が1つ50円だったので大量に買う。朝から賑やかである。
太陽を浴び、コーヒーとクロワッサンダマンドを食べながら聖子ちゃんと話す。冬は日差しが室内まで差し込んでくるのですごく気持ちがいい。これくらい直射日光が差し込むと暖房なんて必要ない。夏は、太陽が位置を通るので室内に直射日光は差し込まない。
13時半くらいまで家で過ごし、銀座へ向かう。Cartierで結婚指輪を購入。Cartier勤務20年の矢野さんは、もうこれまでに10000本くらいこのリングをカップルに届けてきたのではないかと思うほどこなれている。髪を触りながらの接客もちらっと鏡を見る姿も、さっぱりとして単純明快な態度も、最後にしっかりと丁寧にしてくれる振る舞いもどこかヨーロッパ人のようだなと感じた。
その後、一保堂でお抹茶を飲み、YAUMAYでディナー。驚いた、久しぶりになんだか違和感もなく、素直に心躍る場所へ来れた。料理もインテリアもサービスも香りも底にある空気さえが懐かしさを感じさせるもので、旅行に来たようなというと安易だけれど、その言葉がバシッとハマるような感じ。
飲茶がメインのお店ではあるが、エレガントなインテリアで、だけどカウンターは寿司屋のような桐?のような軽い色の分厚い木が使われ、しっかりと磨かれている。キッチンでは湯気がもくもくとしていて、なんだかアジアの香りがそこにはある。それでも調和を取れるのは、サービスの軽快さや心地よさだったり、キッチンの楽しさ、人によって調和があるのである。これがどんな風な、と言われるとcultural diversityから生まれた現代的なお店としか形容できない。現代における都市とはどこでもcultural diversityがあるのだけれど、なぜか東京ではこの手のレストランを見ることができない。ホテルか、居酒屋の二極化、実体験から表現されていないような表層的な高級レストラン、そんなものにしか出会えない。いかに安いかを求めた結果、ズボラや安易な思考、お金稼ぎに走るために陳腐なマーケティングそんなものが街を貪っているのである。
これまでないものをいかに表現できるか、そこに力を注ぎたい。
自分自身の言葉を紡いでいる人をしっかり見ていきたい。ジェネリックのような人やお店が増えている中でいかに自分のクリエイションができるか、自分の中から滲み出たものを抽出し発酵させられるか、そんなものにお金を支払いたいし、そんなものに囲まれて生きていたい。