2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2021.7.26

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2021.7.26

先日読んでいた本の中に、第二次世界大戦中には、陸軍と海軍が互いに覇権争いをしており、陸軍が航空部隊を失い、戦いに負けそうになっている状況で、航空部隊にたくさんの余裕があった海軍はそれを手助けしなかったのだというような話があった。そして、もちろん予想通り日本は敗戦へと向かうのである。そんな状況の中でも日本人らしく足の引っ張り合いをしたわけだ。
これは、戦争の是非を問うような話ではなく、日本人の性格は意地悪だということと、全体で物事を考えるのではなく自分たちがどう見えるのか、どんな評価を受けるのかばかりを気にしてしまうのだという。全体の価値が下がってもその限定されたエリアやコミュニティにおいて自分がどう評価されるかが最も重要なのである。言葉にするとばかばかしいことだけれど、自分がいる社会にもそれが蔓延っている。ぼくは、それに嫌悪感をずっと感じている。解放された空気ではなくとても閉鎖的だと思う。日本に帰ってきて会社で仕事をするまで日本がこれほどまでに閉鎖的な社会であることは気付きもしなかった。