2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2021.4.19

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2021.4.19

先週の土日、二日間聖子ちゃんが坂田焼菓子店でカルダモンバンズと写真集To Find The Right Chairの販売をしてくれた。
昨日少し残ったカルダモンバンズを送ってくれたと言うので午前中は届くのを待つ。朝食に待ちに待ったカルダモンバンズ、とマリコさんのコーヒーも入っていた。嬉しい。
夕方、モエちゃんが写真集のお金を支払いに立ち寄ってくれた。さくっとお茶をしてバレエへ向かった。大人になってから習い事をするのはどういう気分なのだろう。ぼくも何か習い事をはじめてみるのは楽しいかもしれない。
夜は、ニョッキを作る。まだ、芋と粉の分量がわからない。試行錯誤している、ナツメグとペッパーを一緒に生地に練り込んでいた。卵と芋と粉でこれほど美味しく仕上がるなんて人間が考えることは本当に不思議である。
去年のクリスマスにbuikのカナさんと行った目白のレストラン、トレガッティで食べた料理の名前が「猫にげた」というものだった。不思議な名前だと思ってイタリア人の友人に聞いてみたところ、面白いストーリーがあった。
ある家庭で、お母さんがポレンタと豆をボウルに入れて運んでいたところ、何かに足をひっかけてしまう。手に持っていたポレンタと豆は混ざり合った。その光景に驚いた猫が逃げたのだという。その夜、その家庭ではポレンタと豆を合わせたものを揚げた。それが、この料理の由来なのである。
なんだかそんなユニークなストーリーのある料理をいつか作れるだろうか。
人間とは本当に不思議なものである。なんでそんなものを食べてみようと思ったのか、干してみようと思ったのか、混ぜてみようと、発酵させてみようと思ったのか。ぼくたちが毎日食べている食べ物の裏側には、人々の驚くような実験精神が存在するのである。