2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2021.3.14

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2021.3.14

友人ちゃっぴと会う。
ディスクリプションを読んでもらい、写真集を見てもらう。
ディスクリプションだけではなく、実際に本や作品を自分と違う経験を持った他人に説明するときに、回想や具体性が必要だと指摘を受ける。鑑賞者として正しい意見が聞けてスッキリする。実際に、撮影した場所ではどんなシーンがあったのか、どんな感情があったのか、どんな回想があったのかなど具体例があることでその写真を言語化していく。単純に言語化できないから写真で撮ってビジュアルにしているのだけれど、それでもなお、出来るだけ言葉で説明するというのは大切だと感じる。
表紙になぜタイトルや作家名などを明記しなかったかと聞かれたのだけれど、やはり文字やタイトルが入るとどうしても「よし、作品を見るぞ」と構えてしまうのではないかと思ったからで、今ある日常の延長線上もしくは同化することを狙いとしているのである。
それから、オフセットカラーで布張りに印刷をしたので、そこには「文字が本当に必要なのか」という問いかけが自分自身に対してあった。