2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2021.1.5

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2021.1.5

Aux Baccanalesのトイレでおしっこをした瞬間にHuman League Don’t you want me が流れ出して、ひどくに感動した。
そのあと30分はずっと店内に80's popsが流れ続け、最近ベートーヴェンばかり聴いてるぼくの心は結局記憶と音によって常に揺り動かされるんだなと感じる。パリと友人Dustinを思い出す。2015年の年越しはDustinのうちでカルツォーネを食べた。そのあと、ホールケーキが冷蔵庫から出てきて、なんだか息子を喜ばすためにケーキを買ってきたお父さんのような印象を受けたのを覚えている。彼は、マルタ出身のビジュアルアーティストで、映像作品を作っている。David Lynchのような髪型をしている。Rose Bakeryのキッチンで一緒に働いていたが、あの頃はとても楽しかった。Dustinが変な音楽ばかりかけていて、お客さんからうるさいと言われる始末だった。とにかく爆音でCureやPet Shop Boys、pulp、Talking Headsなどド級のpopsから、War on Drugs、Mac Demarco、Kurt Villeなどぼくらが好きな曲からレナードコーエンなど音楽
その中にHuman Leagueも入っていたのである。彼のプレイリストに働くみんなが楽しさを感じていた。彼自身、popsがすごく好きというわけではなくただ、時代と世界の空気だったのである。その頃にヨーロッパのベーシックを習ったように思う。
PulpDisco2000を聴くと未だにHaydenDustinのことを思い出すし、そういう音楽の存在が少しくらいは自分の人生を豊かにしている。