接客しているとお客さんに「ロールアップして履きたい」と言われ しぶしぶ捲り上げるが、つくづくパンツをロールアップさせて履く ような大人にはなりたくないなと思う。ロールアップのその5,1 0cmに何が残るというのだろうか。残るのは、きっとがめつさと 固執するねちっこさだけである。
本屋が出来たので来て欲しいと手紙を送っていた西岡さんがお店に 来てくれた。
「前より金銭的な余裕を顔から感じるわ」と言われて絶望感を味わ う。金銭的な余裕が入る隙間もないほどに削り落とされた表情でい たい。
19時前、一本の電話が入る。
「はい」と「そうですね」のみしか言えず、なんだか脅迫されてい るように感じ、閉鎖的なムードと電話を切ることが出来ないこと( =電話を耳から話すことが出来ないこと)から過呼吸になりそうに なった。
ぼくは閉所恐怖症で、窓のない場所などにいくと苦しくなるのであ るが、電話を話すことが出来ない、 切ることが出来ないというのは、目の前にスペースがあり、 歩くことが出来、フィジカルにはどこまででも自由に行動すること が出来るのにも関わらず、 それでも閉鎖的な空気を持っているのである。実際のサイズはほと んど関係なく、本当に存在するのは脳や身体が感じるサイズなので ある。
今日新しい発見だった。
本屋が出来たので来て欲しいと手紙を送っていた西岡さんがお店に
「前より金銭的な余裕を顔から感じるわ」と言われて絶望感を味わ
19時前、一本の電話が入る。
「はい」と「そうですね」のみしか言えず、なんだか脅迫されてい
ぼくは閉所恐怖症で、窓のない場所などにいくと苦しくなるのであ
今日新しい発見だった。