アーキグラムとメタボリズムについて少し調べる。アーキグラムはあり得ない建築を創造していたのに対し、メタボリズムは現実可能な建築を創造していた。メタボリズムは一年で終わったのに対しアーキグラムは十数年続いた。
アーキグラムに対して建築の世界のビートルズという比喩が使われているが、60年代にロック・ミュージックが登場したときにはカウンターカルチャー的な意味合いがあった。「インスタント・シティ」も巨大なコンサート会場が移動しているのと近いものがある。ただ、ロックも一方では巨大化すればするほど、資本主義や商業のなかにのめり込んでいき、本来カウンターカルチャー的な意味合いをもっていたものが、意味が変わっていくということがある。ただ幸か不幸か、実現しなかったからこそカウンターカルチャーとして強度を持ち続けたという見解もある。面白いなーただ、資本主義や商業の中にのめり込んでいき社会を変えるパターンもある昨日の話とリンクする。ジョン・レノン、スティーブ・ジョブズ。
1960年代の宇宙開発。アーキグラムは建築概念を拡張した。「建築も身体の延長上にあり、生態系の一部であること」をブラックユーモアとシニカルな表現を用いて発表していた。この表現はモンティパイソンにも通じるものがある。そういえば両者イギリス出身。そして今、森美術館ではメタボリズムの展覧会が開催されており、来年頭にはモンティパイソンの舞台が公演される。トーキョーはすごいです。スピード感があります!イギリスと日本を徹底的に比較してみると面白いことになりそう。
アーキグラムを掘っているとリチャード・ハミルトンに行き着くとは驚いた。ポップアートからの影響があるとはー!
いろいろ調べていくうちに時間の上での建築、新しいライフスタイルというのが面白いんじゃないかと思う。物質的ではないものへ。建築も芸術もすべては時間の上になりたっているもので時間を建築するという概念はいままでなかったのではないか。見えない都市、見えない建築。歌舞伎の黒子は実際にはいるけどいないことになっていたり、松も支えられているが実際は支えられてないことになっている。これが見えないということ。これは突き詰めて考えてみよう。面白いことになりそう。