2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2022.11.10

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2022.11.10

朝一番の羽田からの飛行機で、福岡へ。
ぼくの作品も買ってくれているデザイナーの森くんから教えてもらったダルマという天ぷらやへ空港から直行しランチ。その後、福岡MIDORI SOにて明日から始まる展覧会の設営。
今回企画をしてくれた旧友Tinaちゃんと2016年ぶり?に会う。
今晩は、中洲のホテルに滞在する。高校生以来の福岡は全く土地勘もお店も何もしならい。
本当に最後がいつか思い出せないほど久しぶりに聖子ちゃんと飛行機に乗ったのだが、いろんな懐かしい感情が溢れてきた。ぼくたちには、飛行機に住むかのように生活していた日々があった。空港の香りも、異国の地で自分たちの存在を確立するかのようにしていた日々があった。
今は、語学や自分の才能も会社のために使っているような日々であるなとふと思った。他人のために自分の才能を使うことはぼくが考えていることではあるが、才能は仕事のためではなく、自分がしたいことのために使うべきなのだろう。したいことは他人のためであればそれはいいだろうし、もしまた違うことならそれに注ぐべきである。
こうやって飛行機に乗っていると、お金のあるなしではなく、移動することが性に合うのだろうと強く感じる。とまったからお金が増えたのか、移動しなくなったからお金が減ったのだろうか。
動かなくなって心が乱れた、動かなくなってできたこととできなくなったこと、動くためのものと動かないためのもの。自分の価値観は、どこに帰依しているだろうか。