宮本輝「地の星 流転の海 第二部」を読み進める。久しぶりに宮本輝を読んでいるが、人間らしい態度と度胸、勇敢さについて考えさせられる。小説が、一人の人間形成を促すようで、ぼくも自分なりにこういう人間の姿を描きたいと思わされる。大学を卒業してから、少しの間京都にいた時によく通っていたSolというカフェがあり、そこの店主森田大剛さんから海外に引っ越すという時に餞別として宮本輝『優駿』をもらい、一人の時間を長く過ごした時期に何度も読み込んだ。3冊もらって、その中には藤原正彦『祖国とは国語』もあった。20代の若い頃に読んで、と言われたのをよく覚えている。