2100年の生活学 by JUN IWASAKI : 2019.9.29

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2019.9.29

昨晩、寝れなかったので9時過ぎに目がさめる。飛び起きて顔を洗い、椅子の上に脱ぎ捨てていた洋服を着て家を飛び出す。銀座へ向かう。会社近くのスターバックスで10時から会社の上司と面談。チャイをオーダーする。ひとまず自分の意見を伝えることが出来た。それ以外にできることは何もないのだ。理解がありそうでなんだかスッキリ。
銀座のレモン社でLeicaのレンズをチェックする。28mmのレンズを探しているが、やっぱり高いな。安くても10万もするのだ。室内撮影をするのに、使いたいのだけれど、まだ仕事がないので道具ばかりが増えるのはどうか。
日曜日なので、同じビルに入っている教会は人でごった返していた。毎週日曜日は決まって教会に行き、同じ顔を合わせるというのはいいもんだな。そこに生活があるような気がする。リズムがあり、生活がある。様々な場所から一つの目的を持って同じ場所に向かう。遊ぶわけではない、そこで同じように賛美歌を歌い、聖書を読む。友達になるのもいいし、そこだけの関係もいい。家族ができて家族を連れてくるのもいい。宗教崇拝というのは、生活の軸になり得るのである。
そう考えると、毎週日曜日にお店に来るお客様は、コム・デ・ギャルソンを崇拝しているということだ。毎週日曜日に教会へ行く代わりに、コム・デ・ギャルソンに足を運ぶ。賛美歌も聖書もないのだけれど、それでも生活の軸を作ろうとしているのかもしれない。
ぼくは行ってなかったけれどフィジーに住んでいるときは、住んでいたホームステイ先の家族は毎週日曜日の朝9時から教会に行っていた。ぼくは、土曜日の夜は、必ずクラブへ行き、フィジアンたちと踊っていたのだ。そして、日曜日の贅沢なランチは、家族のみんなと食べた。
その後、東京駅まで歩き、茶谷公俊とベンチで話す。30分程度。それにしても東京駅周辺はラグビーW杯が盛り上がりすぎているように思う。西から来ると少し温度差を感じるほどである。実際、どのくらいの盛り上がりなのだろうか。サッカーW杯は他のスポーツに比べると驚くほど段違いに人気あるよなと思う。ニュージーランドではラグビーはすごく人気であった。人気は、強さと比例するのだろうな。
Rose Bakery丸の内に立ち寄り、昨日から働いているレイナさんに挨拶。アボカドのオープンサンドを食らう。
その後、丸ビルに立ち寄り、コンランショップを覗く。TASCHENから出ているエドワード・ホッパーの画集と、今治タオル、ジャスパー・モリソンの椅子が気になった。ジャスパー・モリソンの家具は、きっと自分の家には似合わないだろうなと思いながらもなぜか気になった。そういえば、コペンハーゲンで会ったジェイミーは、ジャスパー・モリソン氏のアシスタントをしていたといっていた。なんだか面白そうな子で、気が合いそうだったので仲良くなりたかったが、イベント主催者だから忙しかったのだろう、なかなか話す時間がなかった。少し悔やまれる。
丸ビルのラグビーライブパブリックビュイング会場でジョージア対ウルグアイの試合を観戦。ジョージアの観光協会がワインバーを開いていたが、日本はいつだってこうやって企業タイアップしてくるのでつまらないよな。ビジネス的にはいいのだろうけれど、なんだか面白さが欠けているし、リアルさに欠けすぎていると思う。観戦が大切なんじゃないのかな。
二重橋前駅から千代田線に乗り、千駄木駅へ。数分歩いてCIBIへ。ゼンタさんがいると話を聞いていたので、会いに行く。ファンタスティックな再会だ。ゼンタさんという人間はエナジーの塊だと思う、これがメルボルンのCIBIに人が集まる理由なのだ。2時間ほどぶっ通しで話、一度家に帰る。一服して、19時前にバワリーキッチンへ行き、もりうちなおちゃんと久しぶりに会う。何も変わっていない自分たちにゾッとすると同時に安心。
帰ってから、アントワープに引越しした聖子ちゃんと電話する。とにかく人に会った1日だった。